薪を疑う

丹精込めて自ら作った薪。
長年薪ストーブユーザーをしている人から頂いた薪、買った薪。
薪屋さんから買った薪。
色々な入手経路で薪は手に入ります。
そして、様々な樹種があり、様々な太さ長さがあり、様々な部位が薪となっています。
木が育った環境も違えば、伐木されてからの環境も違います。
世の中に同じ木が一つとして存在しないのだから、乾燥するまでの時間はもちろん同じはずがありません。
仮に同じ木が存在しても、薪棚の環境でも変わりますし、薪棚の上と下でも変わります。

となれば燃え方は千差万別。だからこそ、時々でよいので、燃え方を比べてみて下さい。
自ら薪を作っているならば、たまに薪屋さんの薪を使ってみましょう。
いつも薪屋さんから買っているならば、たまに違う薪屋さんの薪も使ってみましょう。
火が回る速度も違えば、炎の量もまた違うはず。熾火の量も違えば、燃焼時間もまた違うはず。
それが今までよりも良ければ、いつもの薪を改善させましょう。
今までよりも悪ければ、とりあえず一安心して、また別の薪を使ってみましょう。
薪を疑う事で、煙突と薪ストーブに優しくなり、部屋をより暖かく、身体も更に暖かくできるでしょう!

疑う事を恐れないで下さい、そこに恥ずべき事は何もありません。
素直に受け入れる事は何より尊い事です。
みなさんにより暖かい冬が訪れることを願っています。